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八戸市議会
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2021-09-07
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令和 3年 9月 定例会-09月07日-01号
令和 3年 9月 定例会-09月07日-目次
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八戸市議会 2021-09-07
令和 3年 9月 定例会-09月07日-01号
取得元:
八戸市議会公式サイト
最終取得日: 2023-06-10
令和 3年 9月
定例会-
09月07日-01
号令和
3年 9月
定例会
令和3年9月
八戸市議会定例会会議録
(第1号) ──────────────────────
議事日程
第1号 令和3年9月7日(火曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員
の指名 第2 会期の決定 第3 議案第117号 令和3年度八戸市
一般会計補正予算
議案第118号 令和3年度八戸市
自動車運送事業会計補正予算
議案第119号 令和3年度
地方卸売市場八戸
市
魚市場特別会計補正予算
議案第120号 令和3年度八戸市
都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算
議案第121号 令和3年度八戸市
学校給食特別会計補正予算
議案第122号 令和3年度八戸市
介護保険特別会計補正予算
議案第123号 八戸市
教育委員会
の委員に任命する者につき同意を求めることについて 議案第124号 八戸市
固定資産評価審査委員会
の委員に選任する者につき同意を求めることについて 議案第125号
人権擁護委員
の
候補者
に推薦する者につき意見を求めることについて 議案第126号 八戸市
市税条例
の一部を改正する条例の制定について 議案第127号 八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第128号
処分事件
の報告及びその承認を求めることについて(令和3年度八戸市
一般会計補正予算
の処分)
議案第129号
八戸北インター
第2
工業団地造成工事請負契約
の締結について 第4 認定第1号 令和2年度八戸市
一般会計
及び各
特別会計決算
の認定について 認定第2号 令和2年度八戸市
公営企業会計決算
の認定について ──────────────────── 本日の会議に付した事件
議事日程
に同じ ────────────────────
出席議員
(31名) 1番 山之内 悠君 2番 間 盛仁 君 3番
高橋正人
君 4番
中村益則
君 5番
吉田洸龍
君 6番 髙橋貴之 君 7番
田名部裕美
君 8番
久保しょう
君 9番
久保百恵
君 10番 岡田 英 君 11番
日當正男
君 12番 高山元延 君 13番
三浦博司
君 14番
上条幸哉
君 15番
苫米地あつ子
君 16番
田端文明
君 17番 夏坂 修 君 18番
工藤悠平
君 20番 小屋敷 孝君 21番
壬生八十博
君 22番
豊田美好
君 23番 松橋 知 君 24番
森園秀一
君 25番
寺地則行
君 26番 冷水 保 君 27番
伊藤圓子
君 28番
山名文世
君 29番
立花敬之
君 30番
坂本美洋
君 31番
五戸定博
君 32番
吉田淳一
君
--------------------
欠席議員
(1名) 19番
藤川優里
君
--------------------
地方自治法
第121条による
出席者
市長 小林 眞 君 副市長
田名部政一
君 副市長 大平 透 君 教育長
伊藤博章
君
総合政策部長
中村行宏
君
まちづくり文化スポーツ部長
前田 晃 君
総務部長
石田慎一郎
君
財政部長
品田雄智
君
商工労働観光部長
磯嶋美徳
君
農林水産部長
上村智貞
君
福祉部長
池田和彦
君
健康部長
佐々木勝弘
君
市民防災部長
秋山直仁
君
環境部長
石上勝典
君
建設部長
八木田満彦
君
都市整備部長
大志民 諭君
教育部長
石亀純悦
君
交通部長
佐藤浩志
君
市民病院事務局長
松田大平
君
監査委員
大坪秀一
君
--------------------
出席事務局職員
事務局長
田中一美
次長兼
庶務課長
佐々木結子
議事課長
榊原正克
副参事(
議事グループリーダー
)
山道隆央
主幹 槻ノ
木沢昌敏
主査
八木橋昌平
主査
安藤俊一
──────────────────── 午前10時00分 開会 ○議長(
森園秀一
君)これより令和3年9月
八戸市議会定例会
を開会いたします。 直ちに、本日の会議を開きます。 ──────────────────── △日程第1
会議録署名議員
の指名 ○議長(
森園秀一
君)日程第1
会議録署名議員
の指名を行います。
会議録署名議員
は、
会議規則
第88条の規定により、議長において、3番
高橋正人議員
、31番
五戸定博議員
を指名いたします。 ────────────────────
△日程第2 会期の決定 ○議長(
森園秀一
君)日程第2会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会
の会期は、本日から9月27日までの21日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、会期は21日間と決定いたしました。 ──────────────────── 諸 報 告 ○議長(
森園秀一
君)この際、諸報告をいたします。 市長から、
地方自治法
及び
地方公共団体
の財政の健全化に関する法律の規定に基づいて議会に対し、13件の
報告並び
に八戸市総合健診
センター
ほか3法人の
経営状況
を説明する書類が提出されました。 以上の報告書は、お手元に配付してありますので御了承願います。 ──────────────────── △日程第3 議案13件 △日程第4 認定2件
一括上程
○議長(
森園秀一
君)日程第3議案第117
号令和
3年度八戸市
一般会計補正予算
から議案第129
号八戸北インター
第2
工業団地造成工事請負契約
の締結についてまで並びに日程第4認定第1
号令和
2年度八戸市
一般会計
及び各
特別会計決算
の認定について及び認定第2
号令和
2年度八戸市
公営企業会計決算
の認定についてを
一括議題
といたします。 市長から
提案理由
の説明を求めます。 市長 〔
市長小林眞
君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)おはようございます。令和3年9月
八戸市議会定例会
に上程されました議案の説明に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。 去る8月11日、
八戸港内
を航行中の
パナマ籍貨物船
が座礁して船体に亀裂が生じ、翌日に破断し燃料油が流出する事故が発生いたしました。これまでに流出した油は市川船だまりや八戸港八太郎4
号埠頭等
に漂着しましたが、16日以降、新たな油の漂着は確認されておりません。しかしながら、流出した油の影響により、白浜及び蕪島の両
海水浴場
を閉鎖したほか、
定置網漁業等
への被害が報告され、漁業への影響が甚大なものとなる懸念があり、私と
漁業者
で
意見交換
を実施し、現地の状況も確認したところでございます。 一刻も早い事態の収束に向けて、今後も、国や県、
関係機関
と連携し事故への対応に協力していくとともに、
漁業関係者
の皆様にはお見舞いを申し上げ、市としてできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。 次に、
新型コロナウイルス感染症
についてであります。いまだに猛威を振るう
新型コロナウイルス
は、変異型の
デルタ株
による感染により、全国の状況は、いわゆる第5波と呼ばれ、
新規感染者数
は
高止まり
の傾向にございます。このような状況により、
緊急事態宣言
や
まん延防止等重点措置
の地域が拡大し、今や全
都道府県
の約7割に当たる33
都道府県
が
対象地域
であり、非常に厳しい状況となっております。 本県においても、
新規感染者
や
新規クラスター
が大幅に増えて感染が急速に拡大しており、入院や
療養者
も増加し病床が逼迫して、
医療崩壊
につながりかねない状況にあります。これまでに対応してきた基本的な
感染防止対策
や
業種別ガイドライン
の遵守だけでは困難な状況にあり、全県を挙げて人の流れを抑制し、人同士の接触の機会を減らすため、現在、当市における
飲食店
を対象とした営業時間短縮の
協力要請
を含む青森県
新型コロナウイルス感染症緊急対策パッケージ
を実施しているところであります。
三村知事
は、9月の1か月間、取り得る
感染症対策
を集中的に実施し、県民の命と暮らしを守るとの強い決意で、県民の皆様に対し理解と協力を求めております。 当市においては、先月の
感染状況
を見ても、約700名の
新規感染者
や14件の
クラスター
が発生し、
年代別状況
では30代以下が約7割を占めるなど、
若年層
に感染が拡大しております。このように、これまでにない規模で感染が拡大していることから、基本的な
感染防止対策
に加え、県の
緊急対策パッケージ
に基づき、新たに
飲食店
への営業時間短縮の
協力要請
や、小中学校の
学校行事
の中止、延期、市施設の休館、
使用中止等
に取り組んでおり、今なお緊張感を持った対応が続いている状況であります。 一方、
新型コロナワクチン
につきましては、2回目の接種を終えた
高齢者
は8月末現在で対象の約86%となり、現在は主に64歳以下を対象に
個別接種
や
集団接種
、
職域接種
を実施しており、さらには、9月25日から小中高生を対象に
こどもワクチンデー
を開始いたします。 これらの取組によって、最近の
新規感染者
の傾向である
若年層
にも接種が進み、感染の抑制につながるものと期待しているところであります。 現在、市民の皆様には、大変御負担をおかけしておりますが、今後も引き続き、国や県の動向を注視していくとともに、
関係機関
とも連携を図りながら、
感染拡大
を早期に抑えるため、万全を期してまいります。 なお、先日の
議員全員協議会
での御説明のとおり、県による営業時間短縮の
協力要請
に伴う市独自の
追加経済対策
として、
市内全域
の
飲食店事業者
や、その
取引関係
にある
事業者等
への
支援金給付事業
を実施することといたしました。本
定例会
中には
当該事業
について追加提案し、
予算規模
や制度の詳細を御説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 さて、去る8月12日、
大島衆議院議長
が
次期衆議院議員
総選挙の不出馬と
衆議院議員引退
を表明されました。これまで
衆議院議員
を12期務め、この間、
内閣官房
副長官や
環境庁長官
、
農林水産大臣
など、数々の要職に就かれ、平成27年には
衆議院議長
に就任し、
歴代最長
の
在任期間
を更新しており、まさに青森県が生んだ
政治家
として不世出の存在であります。
大島議長
には、
東日本大震災
の復旧、復興をはじめ、国に関わるほとんどの事業や
財政支援
など、市政を進める上で
大変お世話
になり、誠に感謝の念に堪えません。
国会議員
として引き続き最前線で御活躍していただきたいという思いと、長い間本当にお疲れさまでしたという思いがありますが、
大島議長
は、今後のことについて、国民に寄り添った形で政治を見詰め、時には声を発し、あるべき姿を求め続けていくとお話ししており、これからも日本の行く末についてあるべき方向を指し示し、
政治家
としてさらに力を発揮し、我々を導いていただくことを期待しております。 私といたしましても、人生の先輩でもあり、政治の先輩でもある
大島議長
には、今後も御指導と御意見をいただきながら、
市勢発展
を推し進めるとともに、先ほど申し上げました喫緊の課題である
貨物船事故
への対応や
新型コロナウイルス感染症
への対応に全力を挙げてまいります。
議員各位
におかれましては、今後とも特段の御支援、御指導を賜りますよう、改めてお願いを申し上げます。 それでは、本
定例会
に上程されました議案の主なものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。 まず、議案第117号の令和3年度八戸市
一般会計補正予算
について御説明申し上げます。
補正予算
に関しましては、急速に拡大する市内の
感染状況
を踏まえ、営業時間
短縮要請協力金
など早急に
予算措置
が必要なものについては、8月30日付の
専決処分
により対応させていただいたところでありますが、今回提案の
補正予算
では、引き続き
保育施設
などにおける
感染症対策支援
に必要な予算を計上するとともに、新たに
産業立地振興基金造成事業費
及び
是川石器時代遺跡世界文化遺産登録記念事業費
を計上したほか、
県営都市計画事業負担金
、
除雪経費
など当面
予算措置
を要するものについて計上いたしました。 その結果、
歳入歳出予算
の
補正額
はそれぞれ20億3983万4000円となり、
既決予算
と合計いたしますと、総額は952億4093万7000円となるものであります。 以下、歳出から計上した主なものについて申し上げます。
総務費
については、新たに青森県新
産業都市建設事業団
から返還された
工業用地造成事業
に係る
剰余金
を活用した
産業立地振興基金造成事業費
のほか、
路線バスICカード普及広報事業費
を計上いたしました。
民生費
については、保育所、
認定こども園等
における
感染拡大防止対策事業費
を計上したほか、新たに
指定障害福祉サービス事業所
において
感染者
が発生した際の
サービス継続支援事業費
を計上いたしました。
衛生費
については、新たに不育症に係る
保険適用外
の
検査費用助成事業費
を計上いたしました。
商工費
については、八戸三社大祭の
山車合同運行等
の中止に伴い、山車組及び
郷土芸能団体
の
経済的負担
の軽減と
伝統文化
の継承を図るため、昨年に引き続き
支援事業費
を計上いたしました。
土木費
については、
県営都市計画事業負担金
、
除雪経費
を追加計上いたしました。
教育費
については、新たに
是川石器時代遺跡世界文化遺産登録記念事業費
を計上したほか、
文化施設感染拡大予防事業費
を計上いたしました。 以上が
歳出予算
の概要でありますが、これに対応する歳入といたしましては、市債及び
繰越金等
をもって措置いたしました。 続きまして、
人事案件
及び
条例案等
について御説明申し上げます。 議案第123号は、八戸市
教育委員会
の委員であります
大庭文武
氏の任期が来る9月30日をもって満了となることに伴い、大庭氏の後任として
福井武久
氏を任命することについて同意を求めるものであります。 福井氏は、
県立高等学校
の教頭や校長として、長く
教育現場
で御活躍されたほか、八戸市
校長協議会会長
を務められるなど、広く地域の実情に精通するとともに、教育に関し優れた識見と豊富な経験を有しており、同委員として適任であります。 議案第124号は、八戸市
固定資産評価審査委員会
の委員であります
長嶺康廣
氏の任期が来る9月30日をもって満了となることに伴い、引き続き長嶺氏を任命することについて同意を求めるものであります。 長嶺氏は、平成30年から同委員を務められ、この間、職務を適切に遂行され、その重責を全うしており、同委員として適任であります。 議案第125号は、
人権擁護委員
であります
星野順子
氏、
梅内洋子
氏、
藤田久美
氏の3名の委員の任期が来る12月31日をもって満了となることに伴い、引き続き星野氏、梅内氏を、藤田氏の後任として
馬場悦子
氏を推薦することについて意見を求めるものであります。 星野氏、梅内氏は、平成28年から2期、同委員を務められ、この間、
相談業務
や
啓発活動等
の職務を適切に遂行され、その重責を全うしており、同委員として適任であります。 馬場氏は、
小学校教諭
として奉職し、教頭を経て、平成25年から6年間、校長を務められました。また、退職後は平成31年から2年間、タイの
バンコク日本人学校教諭
を務められ、誠実で温厚な人柄とともに、人格が高潔で、
教育者
として広く社会の実情に通じ、優れた識見と豊富な経験を有しており、同委員として適任であります。 議案第126号は、
地方税法等
の一部改正に伴い、
個人市民税
における非課税の範囲に係る
扶養親族
の要件及び
寄附金税額控除
の対象となる
寄附金
の範囲の見直し並びに
医療費控除
の
特例措置
の延長をするためのものであります。 議案第127号は、
産業立地振興基金
を設置するためのものであります。 議案第128号は、営業時間
短縮要請協力金
及び
新型コロナウイルス対策支援金
の給付のため、令和3年度八戸市
一般会計補正予算
を定めることを処分したものについてその承認を求めるものであります。 議案第129号は、
八戸北インター
第2
工業団地造成工事
の
請負契約
を締結するためのものであります。 続きまして、認定第1号は、令和2年度の
一般会計
及び各
特別会計
の決算についてその認定をお願いするためのものであります。 令和2年度においては、第6次八戸市
総合計画
、八戸市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略
及び第7次八戸市
行財政改革大綱
に基づき、
市民生活
の向上と福祉の充実を図り、自律的で持続的な地域をつくるため、保健、医療、福祉の充実、
子育て支援
や教育の充実、防災力の強化、
雇用環境
の充実や産業の振興、文化、
スポーツ
、観光の振興、
都市基盤
の整備など、総合的に市政を前進させる施策に積極的に取り組んでまいりました。 また、令和2年度が
計画期間
の
最終年度
となる八戸市
復興計画
に基づき、
創造的復興
の実現を図るため、
新大橋整備事業
、公会堂・
公民館耐震改修事業
、
福祉避難所改修事業
など、引き続き災害に強い
まちづくり
のための施策を推進いたしました。 さらには、令和2年3月以降、急速に感染が拡大した
新型コロナウイルス感染症
への対応といたしましては、市民の
安全安心
と
感染症
の拡大が地域にもたらす影響を最小限に抑えることを最優先に、
関係機関
とも連携を図りながら、
各種相談窓口
や
PCR検査センター
の設置、
市民病院
における
医療提供体制
の強化、迅速な
特別定額給付金
の支給、市独自の
事業者向け支援金
の給付など、
感染拡大
の防止と地域の
社会経済活動
の維持、回復に取り組んでまいりました。 これら施策の推進に当たっては、市税及び
地方交付税等
の
一般財源
のほか、国・
県支出金
や財源的に有利な市債の確保を図るとともに、特に
感染症
への対応では、国の
地方創生臨時交付金
や
基金等
を財源として緊急的に市独自の
経済対策
を講じるなど、
市議会
の御理解と御支援をいただきながら、限りある財源の
有効活用
と機動的な
予算措置
に努めてきたところであります。 このように令和2年度は年間を通じて
コロナ禍
という
非常事態
の中での
財政運営
となりましたが、
実質収支
においては、
一般会計
で24億2708万1000円、
特別会計
では12億2451万5000円、合わせて36億5159万6000円の
黒字決算
となったものであります。 認定第2号は、令和2年度の
公営企業会計
の決算について、その認定をお願いするためのものであります。 令和2年度から
下水道事業
が
企業会計
に移行したところでありますが、
公営企業
を取り巻く環境は、
新型コロナウイルス感染拡大
の影響もあり、一層厳しいものとなりました。 このような状況の中、
議員各位
の御指導と御協力によりまして、各企業とも経営の
合理化
、効率化を図りながら、市民の
福祉向上
のため専心努力してまいりました。 まず、
自動車運送事業
でありますが、近年、少子化の影響で
通学者数
が減少していることに加え、
新型コロナウイルス感染拡大
の影響を受け、
不要不急
の外出が自粛されたことなどの要因により、令和2年度の
バス利用者数
は前年度と比べ大幅に減少いたしました。 こうした状況の中、
八戸市営バス
は
感染拡大防止対策
を講じ、
市民生活
を支える重要な
公共交通機関
として、
安全安心
そして快適な
輸送サービス
の提供に努めております。 令和2年度は、ノン
ステップバス車両
のほか、
液晶運賃表示器
の更新を行い、
輸送サービス
の充実に努めました。 こうした取組を鋭意進めてまいりましたが、令和2年度の決算といたしましては、
事業収益
が前年度比5484万3000円減の14億4444万8000円となりました。 一方、
事業費
は、
人件費
の増などにより前年度比6563万5000円増の16億8217万6000円となり、差引き2億3772万8000円の純損失を計上いたしました。 今後も厳しい
経営環境
が続くと見込んでおりますが、より一層の経営の
合理化
に努め、持続可能な
経営体質
を維持していくとともに、人と環境に優しい
公共交通機関
として適切な
感染症対策
を講じながら、利便性の高い
運行ダイヤ
の編成や路線の見直しのほか、今後
導入予定
の
地域連携ICカード
の活用などにより、引き続き
サービス
の向上に努めてまいります。 次に、
市民病院事業
でありますが、地域の
中核病院
として、
救命救急医療
、周産
期医療
などの
急性期医療
及び高度で専門的な医療を提供するとともに、
地域医療支援病院
として他の
医療機関
と密なる連携を図りながら、
地域完結
型の
医療体制づくり
に努めております。 令和2年度は、
新型コロナウイルス感染症重点医療機関
として、
一般病棟
のうち1病棟を
コロナ専門病棟
とし
感染者
を受け入れてきたほか、
感染者
の
濃厚接触者等
に対する
PCR検査等
を積極的に実施するなど、通常の診療と
新型コロナウイルス感染症対策
との両立に努めてまいりました。 また、昨年4月15日に竣工した
緩和ケア病棟
につきましては、5月に
運用開始
の予定としておりましたが、
新型コロナウイルス感染症対策
を優先するため、
運用開始
を9月に延期し、20床の病床のうち最大5床程度として運用を開始いたしました。現在は最大10床程度で運用しておりますが、利用した患者の御家族からは、病棟内、病室が広く、ゆったりと過ごすことができたといった御意見をいただいており、今後、可能な限り入院を希望する患者を受け入れ、充実した
緩和ケア
を提供してまいりたいと考えております。 さて、令和2年度の
経営状況
でありますが、
新型コロナウイルス感染症
の
感染拡大
の影響もあり、
入院患者数
及び
外来患者数
とも前年度を下回る結果となりました。しかしながら、
全身麻酔
を伴うような高度な技術を要する手術の割合が増えたことなどにより、
診療単価
が上昇したことで
入院収益
は前年度より増加となったほか、
新型コロナウイルス感染症関連
の
補助金等
の増により、
事業収益
は前年度比18億1682万6000円増の219億6954万9000円となりました。 これに対し
事業費
も、
会計年度任用職員制度
の適用による給与費や、手術等で使用する
診療材料費
、
医療機器保守委託料等
の経費が増加し、前年度比14億112万7000円増の206億2456万9000円となりました。これにより、純利益は13億4497万9000円となり、最大約135億円あった
累積欠損金
を解消し、約6億3000万円の
利益剰余金
を計上することができました。 今後、
人口減少
が続き患者数の減も見込まれる中、経営面では先が見通せない状況が続きますが、引き続き、
新型コロナウイルス感染症
への対応に万全を期しながらも、市民の生命と健康を守るため、常に医療の質の向上に努め、
地域医療
の最後のとりでとして、責任と思いやりを持って医療の提供に努めてまいります。 次に、
下水道事業
でありますが、昭和31年度に合流式による
下水道管
渠の整備に着手して以来、衛生的な生活環境の確保や浸水被害の解消などを目的に、快適で安全な
市民生活
に欠くことのできない基盤施設として事業の推進を図ってまいりました。 また、令和2年度からは、公共
下水道事業
及び農業集落排水事業の2つの事業について、地方
公営企業
法の一部を適用し、1つの
公営企業会計
として事業を運営しております。 令和2年度は、未普及解消事業として東部処理区及び馬淵川処理区の汚水管渠整備工事を進めたことにより、普及率が66.8%に向上いたしました。また、水質保全事業として、東部終末処理場の水処理施設の整備を行ったほか、老朽化対策事業として東部終末処理場の分水槽の改築工事や、小中野雨水ポンプ場の受変電設備及び監視制御設備の改築工事等を実施するとともに、浸水対策事業として、尻内雨水ポンプ場周辺と駅西区画整理地区において管渠整備工事を実施しております。 こうした取組の結果、
事業収益
の69億4737万6000円に対し、
事業費
は68億2061万8000円となり、差引き1億2675万8000円の純利益を計上することができました。
下水道事業
を取り巻く
経営状況
としては、
人口減少
等に加え、
新型コロナウイルス感染症
の影響に伴う使用料収入の減少や、施設の老朽化に伴う維持管理、更新費用の増大が見込まれるなど、厳しい将来見通しとなっておりますが、運営の効率化による経費節減や効率的な整備による未普及地域の解消を進め、さらなる使用料収入の確保に努めるなど、引き続き経営の健全性と安定した収益の確保に努め、将来にわたり安定的な下水道
サービス
を提供してまいります。 以上、上程されました議案の主なものについて、その概要を御説明いたしましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、詳細に御説明申し上げます。 なお、ただいま御説明申し上げました議案のうち、議案第123号から議案第125号までの3件につきましては、本日御審議くださるようお願い申し上げます。 何とぞ全議案とも原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。 〔
市長小林眞
君降壇〕 ○議長(
森園秀一
君)お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案のうち、議案第123号八戸市
教育委員会
の委員に任命する者につき同意を求めることについてから議案第125号
人権擁護委員
の
候補者
に推薦する者につき意見を求めることについてまでを本日審議いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、議案第123号から議案第125号までを本日審議することに決しました。 お諮りいたします。
以上の
人事案件
は、
会議規則
第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決しました。 これより質疑を行います。 御質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御質疑なしと認めます。 これより討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)討論なしと認めます。 これより議案第123号を採決いたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第124号を採決いたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 次に、議案第125号を採決いたします。 本案に同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、本案は同意することに決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 ──────────────────── 休会の件 ○議長(
森園秀一
君)この際、お諮りいたします。 議案調査のため、明日から9月10日までの3日間は休会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(
森園秀一
君)御異議なしと認めます。 よって、3日間は休会することに決しました。 次回本会議は、9月13日午前10時に開きます。 ──────────────────── 散 会 ○議長(
森園秀一
君)本日はこれにて散会いたします。 午前10時30分 散会...
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