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令和 3年 9月 定例会-09月07日-01号
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  1. 八戸市議会 2021-09-07
    令和 3年 9月 定例会-09月07日-01号


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    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 9月 定例会-09月07日-01号令和 3年 9月 定例会         令和3年9月八戸市議会定例会会議録(第1号)         ────────────────────── 議事日程第1号  令和3年9月7日(火曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第117号 令和3年度八戸市一般会計補正予算    議案第118号 令和3年度八戸市自動車運送事業会計補正予算    議案第119号 令和3年度地方卸売市場八戸魚市場特別会計補正予算    議案第120号 令和3年度八戸市都市計画土地区画整理事業特別会計補正予算    議案第121号 令和3年度八戸市学校給食特別会計補正予算    議案第122号 令和3年度八戸市介護保険特別会計補正予算    議案第123号 八戸市教育委員会の委員に任命する者につき同意を求めることについて    議案第124号 八戸市固定資産評価審査委員会の委員に選任する者につき同意を求めることについて    議案第125号 人権擁護委員候補者に推薦する者につき意見を求めることについて    議案第126号 八戸市市税条例の一部を改正する条例の制定について    議案第127号 八戸市基金の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について    議案第128号 処分事件の報告及びその承認を求めることについて(令和3年度八戸市一般会計補正予算の処分)
       議案第129号 八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約の締結について 第4 認定第1号 令和2年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について    認定第2号 令和2年度八戸市公営企業会計決算の認定について  ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ  ──────────────────── 出席議員(31名)        1番     山之内 悠君        2番     間 盛仁 君        3番     高橋正人 君        4番     中村益則 君        5番     吉田洸龍 君        6番     髙橋貴之 君        7番     田名部裕美君        8番     久保しょう君        9番     久保百恵 君        10番     岡田 英 君        11番     日當正男 君        12番     高山元延 君        13番     三浦博司 君        14番     上条幸哉 君        15番     苫米地あつ子君        16番     田端文明 君        17番     夏坂 修 君        18番     工藤悠平 君        20番     小屋敷 孝君        21番     壬生八十博君        22番     豊田美好 君        23番     松橋 知 君        24番     森園秀一 君        25番     寺地則行 君        26番     冷水 保 君        27番     伊藤圓子 君        28番     山名文世 君        29番     立花敬之 君        30番     坂本美洋 君        31番     五戸定博 君        32番     吉田淳一 君   -------------------- 欠席議員(1名)        19番     藤川優里 君   -------------------- 地方自治法第121条による出席者    市長         小林 眞 君    副市長        田名部政一君    副市長        大平 透 君    教育長        伊藤博章 君    総合政策部長     中村行宏 君    まちづくり文化スポーツ部長               前田 晃 君    総務部長       石田慎一郎君    財政部長       品田雄智 君    商工労働観光部長   磯嶋美徳 君    農林水産部長     上村智貞 君    福祉部長       池田和彦 君    健康部長       佐々木勝弘君    市民防災部長     秋山直仁 君    環境部長       石上勝典 君    建設部長       八木田満彦君    都市整備部長     大志民 諭君    教育部長       石亀純悦 君    交通部長       佐藤浩志 君    市民病院事務局長   松田大平 君    監査委員       大坪秀一 君   -------------------- 出席事務局職員    事務局長       田中一美    次長兼庶務課長    佐々木結子    議事課長       榊原正克    副参事(議事グループリーダー)               山道隆央    主幹         槻ノ木沢昌敏    主査         八木橋昌平    主査         安藤俊一  ────────────────────   午前10時00分 開会 ○議長(森園秀一 君)これより令和3年9月八戸市議会定例会を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  ──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森園秀一 君)日程第1会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、3番高橋正人議員、31番五戸定博議員を指名いたします。  ────────────────────
    △日程第2 会期の決定 ○議長(森園秀一 君)日程第2会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から9月27日までの21日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、会期は21日間と決定いたしました。  ────────────────────   諸 報 告 ○議長(森園秀一 君)この際、諸報告をいたします。  市長から、地方自治法及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づいて議会に対し、13件の報告並びに八戸市総合健診センターほか3法人の経営状況を説明する書類が提出されました。  以上の報告書は、お手元に配付してありますので御了承願います。  ──────────────────── △日程第3 議案13件 △日程第4 認定2件 一括上程 ○議長(森園秀一 君)日程第3議案第117号令和3年度八戸市一般会計補正予算から議案第129号八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約の締結についてまで並びに日程第4認定第1号令和2年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について及び認定第2号令和2年度八戸市公営企業会計決算の認定についてを一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  市長  〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)おはようございます。令和3年9月八戸市議会定例会に上程されました議案の説明に先立ち、一言御挨拶を申し上げます。  去る8月11日、八戸港内を航行中のパナマ籍貨物船が座礁して船体に亀裂が生じ、翌日に破断し燃料油が流出する事故が発生いたしました。これまでに流出した油は市川船だまりや八戸港八太郎4号埠頭等に漂着しましたが、16日以降、新たな油の漂着は確認されておりません。しかしながら、流出した油の影響により、白浜及び蕪島の両海水浴場を閉鎖したほか、定置網漁業等への被害が報告され、漁業への影響が甚大なものとなる懸念があり、私と漁業者意見交換を実施し、現地の状況も確認したところでございます。  一刻も早い事態の収束に向けて、今後も、国や県、関係機関と連携し事故への対応に協力していくとともに、漁業関係者の皆様にはお見舞いを申し上げ、市としてできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。  次に、新型コロナウイルス感染症についてであります。いまだに猛威を振るう新型コロナウイルスは、変異型のデルタ株による感染により、全国の状況は、いわゆる第5波と呼ばれ、新規感染者数高止まりの傾向にございます。このような状況により、緊急事態宣言まん延防止等重点措置の地域が拡大し、今や全都道府県の約7割に当たる33都道府県対象地域であり、非常に厳しい状況となっております。  本県においても、新規感染者新規クラスターが大幅に増えて感染が急速に拡大しており、入院や療養者も増加し病床が逼迫して、医療崩壊につながりかねない状況にあります。これまでに対応してきた基本的な感染防止対策業種別ガイドラインの遵守だけでは困難な状況にあり、全県を挙げて人の流れを抑制し、人同士の接触の機会を減らすため、現在、当市における飲食店を対象とした営業時間短縮の協力要請を含む青森県新型コロナウイルス感染症緊急対策パッケージを実施しているところであります。  三村知事は、9月の1か月間、取り得る感染症対策を集中的に実施し、県民の命と暮らしを守るとの強い決意で、県民の皆様に対し理解と協力を求めております。  当市においては、先月の感染状況を見ても、約700名の新規感染者や14件のクラスターが発生し、年代別状況では30代以下が約7割を占めるなど、若年層に感染が拡大しております。このように、これまでにない規模で感染が拡大していることから、基本的な感染防止対策に加え、県の緊急対策パッケージに基づき、新たに飲食店への営業時間短縮の協力要請や、小中学校の学校行事の中止、延期、市施設の休館、使用中止等に取り組んでおり、今なお緊張感を持った対応が続いている状況であります。  一方、新型コロナワクチンにつきましては、2回目の接種を終えた高齢者は8月末現在で対象の約86%となり、現在は主に64歳以下を対象に個別接種集団接種職域接種を実施しており、さらには、9月25日から小中高生を対象にこどもワクチンデーを開始いたします。  これらの取組によって、最近の新規感染者の傾向である若年層にも接種が進み、感染の抑制につながるものと期待しているところであります。  現在、市民の皆様には、大変御負担をおかけしておりますが、今後も引き続き、国や県の動向を注視していくとともに、関係機関とも連携を図りながら、感染拡大を早期に抑えるため、万全を期してまいります。  なお、先日の議員全員協議会での御説明のとおり、県による営業時間短縮の協力要請に伴う市独自の追加経済対策として、市内全域飲食店事業者や、その取引関係にある事業者等への支援金給付事業を実施することといたしました。本定例会中には当該事業について追加提案し、予算規模や制度の詳細を御説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  さて、去る8月12日、大島衆議院議長次期衆議院議員総選挙の不出馬と衆議院議員引退を表明されました。これまで衆議院議員を12期務め、この間、内閣官房副長官や環境庁長官農林水産大臣など、数々の要職に就かれ、平成27年には衆議院議長に就任し、歴代最長在任期間を更新しており、まさに青森県が生んだ政治家として不世出の存在であります。  大島議長には、東日本大震災の復旧、復興をはじめ、国に関わるほとんどの事業や財政支援など、市政を進める上で大変お世話になり、誠に感謝の念に堪えません。国会議員として引き続き最前線で御活躍していただきたいという思いと、長い間本当にお疲れさまでしたという思いがありますが、大島議長は、今後のことについて、国民に寄り添った形で政治を見詰め、時には声を発し、あるべき姿を求め続けていくとお話ししており、これからも日本の行く末についてあるべき方向を指し示し、政治家としてさらに力を発揮し、我々を導いていただくことを期待しております。  私といたしましても、人生の先輩でもあり、政治の先輩でもある大島議長には、今後も御指導と御意見をいただきながら、市勢発展を推し進めるとともに、先ほど申し上げました喫緊の課題である貨物船事故への対応や新型コロナウイルス感染症への対応に全力を挙げてまいります。  議員各位におかれましては、今後とも特段の御支援、御指導を賜りますよう、改めてお願いを申し上げます。  それでは、本定例会に上程されました議案の主なものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。  まず、議案第117号の令和3年度八戸市一般会計補正予算について御説明申し上げます。  補正予算に関しましては、急速に拡大する市内の感染状況を踏まえ、営業時間短縮要請協力金など早急に予算措置が必要なものについては、8月30日付の専決処分により対応させていただいたところでありますが、今回提案の補正予算では、引き続き保育施設などにおける感染症対策支援に必要な予算を計上するとともに、新たに産業立地振興基金造成事業費及び是川石器時代遺跡世界文化遺産登録記念事業費を計上したほか、県営都市計画事業負担金除雪経費など当面予算措置を要するものについて計上いたしました。  その結果、歳入歳出予算補正額はそれぞれ20億3983万4000円となり、既決予算と合計いたしますと、総額は952億4093万7000円となるものであります。  以下、歳出から計上した主なものについて申し上げます。  総務費については、新たに青森県新産業都市建設事業団から返還された工業用地造成事業に係る剰余金を活用した産業立地振興基金造成事業費のほか、路線バスICカード普及広報事業費を計上いたしました。  民生費については、保育所、認定こども園等における感染拡大防止対策事業費を計上したほか、新たに指定障害福祉サービス事業所において感染者が発生した際のサービス継続支援事業費を計上いたしました。  衛生費については、新たに不育症に係る保険適用外検査費用助成事業費を計上いたしました。  商工費については、八戸三社大祭の山車合同運行等の中止に伴い、山車組及び郷土芸能団体経済的負担の軽減と伝統文化の継承を図るため、昨年に引き続き支援事業費を計上いたしました。  土木費については、県営都市計画事業負担金除雪経費を追加計上いたしました。  教育費については、新たに是川石器時代遺跡世界文化遺産登録記念事業費を計上したほか、文化施設感染拡大予防事業費を計上いたしました。  以上が歳出予算の概要でありますが、これに対応する歳入といたしましては、市債及び繰越金等をもって措置いたしました。  続きまして、人事案件及び条例案等について御説明申し上げます。  議案第123号は、八戸市教育委員会の委員であります大庭文武氏の任期が来る9月30日をもって満了となることに伴い、大庭氏の後任として福井武久氏を任命することについて同意を求めるものであります。  福井氏は、県立高等学校の教頭や校長として、長く教育現場で御活躍されたほか、八戸市校長協議会会長を務められるなど、広く地域の実情に精通するとともに、教育に関し優れた識見と豊富な経験を有しており、同委員として適任であります。  議案第124号は、八戸市固定資産評価審査委員会の委員であります長嶺康廣氏の任期が来る9月30日をもって満了となることに伴い、引き続き長嶺氏を任命することについて同意を求めるものであります。  長嶺氏は、平成30年から同委員を務められ、この間、職務を適切に遂行され、その重責を全うしており、同委員として適任であります。  議案第125号は、人権擁護委員であります星野順子氏、梅内洋子氏、藤田久美氏の3名の委員の任期が来る12月31日をもって満了となることに伴い、引き続き星野氏、梅内氏を、藤田氏の後任として馬場悦子氏を推薦することについて意見を求めるものであります。  星野氏、梅内氏は、平成28年から2期、同委員を務められ、この間、相談業務啓発活動等の職務を適切に遂行され、その重責を全うしており、同委員として適任であります。  馬場氏は、小学校教諭として奉職し、教頭を経て、平成25年から6年間、校長を務められました。また、退職後は平成31年から2年間、タイのバンコク日本人学校教諭を務められ、誠実で温厚な人柄とともに、人格が高潔で、教育者として広く社会の実情に通じ、優れた識見と豊富な経験を有しており、同委員として適任であります。  議案第126号は、地方税法等の一部改正に伴い、個人市民税における非課税の範囲に係る扶養親族の要件及び寄附金税額控除の対象となる寄附金の範囲の見直し並びに医療費控除特例措置の延長をするためのものであります。  議案第127号は、産業立地振興基金を設置するためのものであります。  議案第128号は、営業時間短縮要請協力金及び新型コロナウイルス対策支援金の給付のため、令和3年度八戸市一般会計補正予算を定めることを処分したものについてその承認を求めるものであります。  議案第129号は、八戸北インター第2工業団地造成工事請負契約を締結するためのものであります。  続きまして、認定第1号は、令和2年度の一般会計及び各特別会計の決算についてその認定をお願いするためのものであります。  令和2年度においては、第6次八戸市総合計画、八戸市まち・ひと・しごと創生総合戦略及び第7次八戸市行財政改革大綱に基づき、市民生活の向上と福祉の充実を図り、自律的で持続的な地域をつくるため、保健、医療、福祉の充実、子育て支援や教育の充実、防災力の強化、雇用環境の充実や産業の振興、文化、スポーツ、観光の振興、都市基盤の整備など、総合的に市政を前進させる施策に積極的に取り組んでまいりました。  また、令和2年度が計画期間最終年度となる八戸市復興計画に基づき、創造的復興の実現を図るため、新大橋整備事業、公会堂・公民館耐震改修事業福祉避難所改修事業など、引き続き災害に強いまちづくりのための施策を推進いたしました。  さらには、令和2年3月以降、急速に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症への対応といたしましては、市民の安全安心感染症の拡大が地域にもたらす影響を最小限に抑えることを最優先に、関係機関とも連携を図りながら、各種相談窓口PCR検査センターの設置、市民病院における医療提供体制の強化、迅速な特別定額給付金の支給、市独自の事業者向け支援金の給付など、感染拡大の防止と地域の社会経済活動の維持、回復に取り組んでまいりました。  これら施策の推進に当たっては、市税及び地方交付税等一般財源のほか、国・県支出金や財源的に有利な市債の確保を図るとともに、特に感染症への対応では、国の地方創生臨時交付金基金等を財源として緊急的に市独自の経済対策を講じるなど、市議会の御理解と御支援をいただきながら、限りある財源の有効活用と機動的な予算措置に努めてきたところであります。  このように令和2年度は年間を通じてコロナ禍という非常事態の中での財政運営となりましたが、実質収支においては、一般会計で24億2708万1000円、特別会計では12億2451万5000円、合わせて36億5159万6000円の黒字決算となったものであります。  認定第2号は、令和2年度の公営企業会計の決算について、その認定をお願いするためのものであります。  令和2年度から下水道事業企業会計に移行したところでありますが、公営企業を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、一層厳しいものとなりました。  このような状況の中、議員各位の御指導と御協力によりまして、各企業とも経営の合理化、効率化を図りながら、市民の福祉向上のため専心努力してまいりました。  まず、自動車運送事業でありますが、近年、少子化の影響で通学者数が減少していることに加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、不要不急の外出が自粛されたことなどの要因により、令和2年度のバス利用者数は前年度と比べ大幅に減少いたしました。  こうした状況の中、八戸市営バス感染拡大防止対策を講じ、市民生活を支える重要な公共交通機関として、安全安心そして快適な輸送サービスの提供に努めております。  令和2年度は、ノンステップバス車両のほか、液晶運賃表示器の更新を行い、輸送サービスの充実に努めました。  こうした取組を鋭意進めてまいりましたが、令和2年度の決算といたしましては、事業収益が前年度比5484万3000円減の14億4444万8000円となりました。  一方、事業費は、人件費の増などにより前年度比6563万5000円増の16億8217万6000円となり、差引き2億3772万8000円の純損失を計上いたしました。  今後も厳しい経営環境が続くと見込んでおりますが、より一層の経営の合理化に努め、持続可能な経営体質を維持していくとともに、人と環境に優しい公共交通機関として適切な感染症対策を講じながら、利便性の高い運行ダイヤの編成や路線の見直しのほか、今後導入予定地域連携ICカードの活用などにより、引き続きサービスの向上に努めてまいります。  次に、市民病院事業でありますが、地域の中核病院として、救命救急医療、周産期医療などの急性期医療及び高度で専門的な医療を提供するとともに、地域医療支援病院として他の医療機関と密なる連携を図りながら、地域完結型の医療体制づくりに努めております。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として、一般病棟のうち1病棟をコロナ専門病棟とし感染者を受け入れてきたほか、感染者濃厚接触者等に対するPCR検査等を積極的に実施するなど、通常の診療と新型コロナウイルス感染症対策との両立に努めてまいりました。  また、昨年4月15日に竣工した緩和ケア病棟につきましては、5月に運用開始の予定としておりましたが、新型コロナウイルス感染症対策を優先するため、運用開始を9月に延期し、20床の病床のうち最大5床程度として運用を開始いたしました。現在は最大10床程度で運用しておりますが、利用した患者の御家族からは、病棟内、病室が広く、ゆったりと過ごすことができたといった御意見をいただいており、今後、可能な限り入院を希望する患者を受け入れ、充実した緩和ケアを提供してまいりたいと考えております。  さて、令和2年度の経営状況でありますが、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響もあり、入院患者数及び外来患者数とも前年度を下回る結果となりました。しかしながら、全身麻酔を伴うような高度な技術を要する手術の割合が増えたことなどにより、診療単価が上昇したことで入院収益は前年度より増加となったほか、新型コロナウイルス感染症関連補助金等の増により、事業収益は前年度比18億1682万6000円増の219億6954万9000円となりました。  これに対し事業費も、会計年度任用職員制度の適用による給与費や、手術等で使用する診療材料費医療機器保守委託料等の経費が増加し、前年度比14億112万7000円増の206億2456万9000円となりました。これにより、純利益は13億4497万9000円となり、最大約135億円あった累積欠損金を解消し、約6億3000万円の利益剰余金を計上することができました。  今後、人口減少が続き患者数の減も見込まれる中、経営面では先が見通せない状況が続きますが、引き続き、新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期しながらも、市民の生命と健康を守るため、常に医療の質の向上に努め、地域医療の最後のとりでとして、責任と思いやりを持って医療の提供に努めてまいります。  次に、下水道事業でありますが、昭和31年度に合流式による下水道管渠の整備に着手して以来、衛生的な生活環境の確保や浸水被害の解消などを目的に、快適で安全な市民生活に欠くことのできない基盤施設として事業の推進を図ってまいりました。  また、令和2年度からは、公共下水道事業及び農業集落排水事業の2つの事業について、地方公営企業法の一部を適用し、1つの公営企業会計として事業を運営しております。  令和2年度は、未普及解消事業として東部処理区及び馬淵川処理区の汚水管渠整備工事を進めたことにより、普及率が66.8%に向上いたしました。また、水質保全事業として、東部終末処理場の水処理施設の整備を行ったほか、老朽化対策事業として東部終末処理場の分水槽の改築工事や、小中野雨水ポンプ場の受変電設備及び監視制御設備の改築工事等を実施するとともに、浸水対策事業として、尻内雨水ポンプ場周辺と駅西区画整理地区において管渠整備工事を実施しております。  こうした取組の結果、事業収益の69億4737万6000円に対し、事業費は68億2061万8000円となり、差引き1億2675万8000円の純利益を計上することができました。  下水道事業を取り巻く経営状況としては、人口減少等に加え、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う使用料収入の減少や、施設の老朽化に伴う維持管理、更新費用の増大が見込まれるなど、厳しい将来見通しとなっておりますが、運営の効率化による経費節減や効率的な整備による未普及地域の解消を進め、さらなる使用料収入の確保に努めるなど、引き続き経営の健全性と安定した収益の確保に努め、将来にわたり安定的な下水道サービスを提供してまいります。  以上、上程されました議案の主なものについて、その概要を御説明いたしましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、詳細に御説明申し上げます。  なお、ただいま御説明申し上げました議案のうち、議案第123号から議案第125号までの3件につきましては、本日御審議くださるようお願い申し上げます。  何とぞ全議案とも原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げ、議案の説明を終わります。  〔市長小林眞君降壇〕 ○議長(森園秀一 君)お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案のうち、議案第123号八戸市教育委員会の委員に任命する者につき同意を求めることについてから議案第125号人権擁護委員候補者に推薦する者につき意見を求めることについてまでを本日審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、議案第123号から議案第125号までを本日審議することに決しました。  お諮りいたします。
     以上の人事案件は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御質疑なしと認めます。  これより討論を行います。  討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)討論なしと認めます。  これより議案第123号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  次に、議案第124号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  次に、議案第125号を採決いたします。  本案に同意することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、本案は同意することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  ────────────────────   休会の件 ○議長(森園秀一 君)この際、お諮りいたします。  議案調査のため、明日から9月10日までの3日間は休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(森園秀一 君)御異議なしと認めます。  よって、3日間は休会することに決しました。  次回本会議は、9月13日午前10時に開きます。  ────────────────────   散 会 ○議長(森園秀一 君)本日はこれにて散会いたします。   午前10時30分 散会...